マンスフィールド・パーク

ジェーン・オースティン著 大島一彦訳「マンスフィールドパーク」。

マンスフィールドパークに住む裕福なバートラム家に引き取られたファニーの成長と、彼女と彼女をめぐる人々の人間模様を描く。

ジェーン・オースティン後期の傑作といわれる本作品。
彼女の作品の中でも、より風刺と皮肉がきいているように思えた。
また、ファニー以外の登場人物の視点で描かれることが多いのもこの作品の特徴か。
そのおかげで、登場人物のもつ人格的な弱さや愚かさがより際だってみえる。

他の作品もそうであったが、少女のための道徳教本という印象から抜けきれなかったが、それでも、次の展開を予想しながら次々と先を読み進めたくなるから不思議。

これでジェーン・オースティンはすべて読んだ。
次は何を読もうかな。